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「局所的位相シフト検出法( Local Phase Shift Sensing for Nonlinearly Intermodurated Signal )」
により微弱信号の検出性能を「ソフトウェア的」に向上
「局所的位相シフト検出法」により検出された物体内のおよそ115Hzの振動と高調波(この振動は音としては検出されていない)
「局所的位相シフト検出法」では 計算に位相情報(局所的な位相の進み遅れ)を用いる ことから センサやアンプなどの経路上の伝達特性には原則として左右されません
「局所的位相シフト検出法」は非線形性によって相互変調された信号に対して復調を行う手法ですが、観測される信号に「周期性が無い場合(雑音、白色雑音)」、又は「周期があっても安定してない場合」にも効果が期待できる信号処理(復調)方法です
今まで 検出できなかった信号が検出できる ようになることから、「局所的位相シフト検出法」は、ほぼ どのような分野のセンシングに対しても有効な方法 となり得ます。
例えば媒質としての水を考えた場合、水中を通過する際に音波(又は超音波)は非線形効果を受けることが知られており、「局所的位相シフト検出法」は特に ソナー や ハイドロホン(高感度水中マイクロホン)が用いられる分野で有効と言えます。
例えば実験モーダル解析(実験モード解析)が対象としている固体内の振動は非線形効果を受けることが知られており、「局所的位相シフト検出法」は 実験モーダル解析 で用いられる周波数解析の手段としても有効と言えます。
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